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イーウーネクサスの中の人です。
日本でもQRコード決済を普及させようということで、各社がいろいろな決済を出していることは以前もブログで取り上げましたが、
最近、ソフトバンクとヤフーが共同出資するPayPayが100億円還元キャンペーンということで、大きく話題になりましたね。
3月31日までの予定だったところ、わずか10日で100億還元に到達してしまったそうです。
私も登録はして、家電でも買おうと思っていたのですが、愛用のヨドバシカメラで使えないということで、躊躇していたらあっという間に終了のお知らせ・・・。
ソフトバンクユーザーなら10人に1人の割合で最大10万円がタダになるということで、凄まじい大盤振る舞いでしたね。
裏を返せば、日本でQRコード決済を普及させるためにはそれくらい思い切ったキャンペーンをしないといけないということではないでしょうか?
今回話題になったPayPayについては、中国で最大勢力となっているAlipayにも対応していて、店舗手数料もしばらく無料ということで、
現在、日本で出回っているQRコード決済の中では一番普及の可能性があるとは個人的に思います。
しかしながら、日本においては、誰もが使う決済方法になるのは難しいのではないかとも感じました。
中国のAlipayやWeChatPayは、店舗側の手数料がかからないという点があって、普及をしましたが、
店舗から手数料を取るというビジネスモデルの日本ではどうしても限界がある気がします。
薄利でやっている店舗からしたら、キャッシュレス決済を使っただけで数%も利益を取られてしまってはたまりません。
政府は無理やりキャッシュレスを普及させようと、
消費税増税に伴い、キャッシュレス決済については、2%還元だか5%還元だかをするとかいう話が出てるようですが、
そのためにシステムが複雑になるのは本末転倒なような気がしますね。
これから、中国人観光客をターゲットにするなら、中国のAlipay、WeChatPayに対応させる必要はあると思いますが、
日本のQRコード決済乱立状態でどこまで対応できるのか心配なところですね。
中国のように、QRコード決済が当たり前になる時代は来るのか。
これからの各社の動きに注目です。